北原白秋詩集
いのちの力になりたい20 北原白秋詩集
「私は歌った。歌わねばならなくなって、私はただ歌った。こうして私の歌が流れ出して来た。こんこんとして大地の底から湧き上り溢れ出ずるものの如く、これらは皆私の心肉から真実に溢れて言葉となったものであった。」
二十一回目の詩集はこう語った北原白秋の童謡詩を取り上げます。
明治十八年生まれ、昭和十七年没。五十七年の生涯を、明治、大正、昭和と、うつりかわる時代とともに、膨大で豊穫な言葉の世界をつくりだした北原白秋。
詩王と呼ばれるほどの詩を残し、童謡の多くは歌になり、時を経ても消えることなく人の心に流れています。
白秋にとって、歌とは自然であり命そのものでした。
ともだちと転げあい笑い合い、あらゆるものに興味を示す子供の無心を尊び
命と共に生きる喜びをやさしい言葉で伝えました。
こころ楽しくなる白秋の言葉の遊びが、あなたの毎日をそっとあたためてくれますように。そう願って、今この時代に、あなたの心に、白秋の歌を捧げます。